主神 仁徳天皇 磐之媛皇后
三重県津市美杉町川上3498。
伊勢、伊賀、大和の国境に近く、村里をへだたること半里、山岳美と渓谷美を兼ね備えた雲出川水源の霊地です。
■長寿
仁徳天皇は御年百十余才、御歴代天皇の中でも殊に長寿を保たれたので、長寿の神様として尊崇され、平安成人、災難除、病気平癒、家内安全、交通安全、会場安全等の御霊験を多くの信者たちは戴いています。
■繁栄
天皇は又難波に都をお定めになり、民の生活の貧しいのを憂い三年間年貢を免じて国民の繁栄の為に日夜御心を尽されました。その御仁慈の深さは「高き屋に上がりて見れば煙立つ民のかまどはにぎはひけり」と古歌にも歌われています。故に豊産、豊漁、繁栄、繁昌の祈祷が出願されています。
■敵倍、戦勝、進学
皇弟宇治の和紀郎子と共に計りごとを以って賊の大軍を宇治川に破られました。その故事にあやかって争いの場に臨んで、先勝、進学の力を授けられたと伝えられています。
■成功、良縁、開運
磐之媛皇后は臣下から初めて皇后の位に上がられた方でした。当時の国民の思いも及ばなかった御立見ですが、婦徳高く情操豊かな女性であられたことは、その御作と伝える「ありつつも君をば待たむ打ちなびく我が黒髪に霜のおくまで」という御歌によっても知ることが出来ます。今なお、成功、良縁、開運を求める若人を始め、参拝者の多い所以です。
当社の水(特に雲出川水源のみそぎ滝)は清浄にして、昔より万病の薬水、不老の長命水、物事成就の成功水等、数多くの霊験を戴く神水とされています。古来の伝統の上に大神の御神徳を慕い、みそぎ修法が行われています。毎月十七日各地より参集し、子の刻に始めみそぎ滝を始めとする数多くの飛瀑に修法を行うのが古来よりの習わしです。
当社では日付の指定なく随時、種々考慮の上参加を許可しています。社務所までお問い合わせください。